はじめに
前回の記事では、食べることが大好きだったモルモット(スキニーギニアピッグ)ぷり子が、突然ご飯を食べなくなったことを書きました。
「何かおかしい。」
その違和感を信じて動物病院へ向かった私たち。
まさか、この日から毎日の通院と、強制給餌の日々が始まるとは思ってもいませんでした。
この記事では、病院で分かったこと、先生から教えていただいたこと、そして初めて強制給餌をした日のことを、私の体験をもとにお伝えします。
病院へ向かう車の中
病院までの道のりは、それほど長くありません。
それでも、この日はとても長く感じました。
キャリーケースの中のぷり子は、いつものように落ち着きなく動き回ることもなく、静かに座っていました。

何度もキャリーをのぞき込みながら、
「大丈夫だからね。」
「すぐ良くなるからね。」
そう声をかけ続けました。
心の中では「ただの食欲不振でありますように」と祈ることしかできませんでした。
レントゲン写真を見て言葉を失った
診察を受けたあと、先生からレントゲン検査を勧められました。
数分後、診察室のモニターに映し出された画像を見て、私は思わず息をのみました。
ぷり子のお腹には、ガスが大量に溜まっていました。
先生からは、お腹のガスによって胃腸の動きが悪くなり、食欲が落ちている状態だと説明を受けました。
「このまま食べない状態が続くと危険です。」
その言葉を聞いた瞬間、不安が一気に押し寄せてきました。
「鼓腸症」という病気を初めて知る
帰宅後、私は夢中でスマートフォンを開きました。
「モルモット ガス」
「モルモット 食べない」
「鼓腸症」
検索結果には、
- 命に関わる病気
- 食べない時間が長いほど危険
- 強制給餌が必要になることもある
という文字が並びます。
読むほどに怖くなりました。
それでも、「今はネットを見るより、ぷり子のためにできることをやろう」と気持ちを切り替えました。
毎日の通院が始まる
先生から処方された飲み薬を飲ませながら、毎日のように病院へ通いました。
レントゲンでガスの状態を確認し、点滴を打っていただき、少しでも改善していることを願う毎日。
仕事中も頭の中はぷり子のことばかりでした。
「今はどうしているかな。」
「ちゃんと休めているかな。」
ペットカメラで確認しつつ、時計を見るたびに、早く帰りたいと思っていました。
ご飯を食べない…。ついに強制給餌が始まる
それでも、ぷり子は思うように食べてくれませんでした。
先生から、「強制給餌を始めましょう。」と提案されました。
その言葉を聞いたときの私は、
「嫌がるのではないか。」
「こんなことをして、本当に大丈夫なのか。」
そんな気持ちでいっぱいでした。
でも、先生はこう言ってくださいました。
「食べないことの方が命に関わります。」
その言葉に背中を押され、私は初めて強制給餌をする決意をしました。
初めての強制給餌
帰宅してシリンジを準備しました。
ぷり子は当然嫌がります。
顔を背け、体をよじり、「やめて」と言っているようでした。

その姿を見るたびに、私の手も止まってしまいます。
「こんなにつらい思いをさせて、ごめんね。」
涙が止まりませんでした。
それでも、先生の「食べない方がもっと苦しい。」という言葉を思い出し、
一口ずつ、一口ずつ慎重に食べてもらいました。
少しだけ見えた希望
数日後、ほんの少しですが、自分からシリンジに口を近づけてくれるようになりました。

「あれ?」
「もしかして、食べる気持ちが戻ってきた?」
その小さな変化が、本当にうれしかったことを今でも覚えています。
食べる量は少なくても、その姿だけで希望が湧いてきました。
「また元気なぷり子に戻れる。」そう信じていました。
同じように悩んでいる飼い主さんへ
強制給餌は、飼い主にとっても精神的につらい時間です。
嫌がる姿を見ると、「こんなことをしていいのかな」と迷ってしまうと思います。
私も何度もそう思いました。
ですが、強制給餌が必要かどうか、どのように行うかは必ず獣医師の指導を受けてください。
体調や病気によっては方法が異なるため、自己判断は避けることが大切です。
次回予告
強制給餌を続ける中で、少しずつ元気を取り戻し始めたぷり子。
「このまま回復してくれる。」
そう思った矢先、再びお腹にガスが溜まり始めます。
そして、私たちが想像もしなかった新たな病気が見つかることになるのです。
第3話「回復への希望と突然の急変」へ続きます。
